三建にはたくさんの「先生」がいた
2017年新卒
第一技術部
中国職業訓練開発大学校
応用課程出身
こんな仕事があったのか!
高校時代からものづくりに興味があり、中国職業能力開発大学校で金属加工を専攻して学びました。 卒業後の進路として全く異なる「設計」という仕事を選んだ理由は、三建産業が地元広島の企業だったから、そしてなにより三建産業の工業炉が産み出される製品の幅広さに魅力を感じたからです。航空機やロケットなどの巨大なものから、車やガードレールといった身近なものまで、幅広いものづくりを支える仕事。合説でその話を聞いたとき、そんな仕事があるのか!と驚き、興味を惹かれたんです。
広い視野を培った研修期間
最初の1ヶ月間、座学で基礎的な内容を学んだ後、2年間のOJTで実務を学びました。1年目は製造部門で製作や据付の段取り、確認作業を担当。2年目は設計部門でCADを使った2D、3Dの製図を担当しました。新しく覚えなければならないことがたくさんあり、なかなか慣れずにもどかしい毎日でした。ですが、日々新しいことを学べるのは楽しくもあり、製作現場と設計、両方の視点を得られたことは今の仕事にも生きていると思います。
入社後のギャップは想像以上
学校では全く異なる分野を専攻していたため、入社後に学ぶことが多いのは覚悟していましたが、実際に感じたギャップは想像以上でした。そもそも、金属加工が1/1000mmを丹念に調整していく世界だったのに対し、工業炉は部品一つが1000mm(1メートル)単位という世界。設計の際に細かな数字にこだわりすぎて納期やコストとのバランスが取れなくなったり、製作現場との意見の食い違いに悩むこともありました。また私の場合、設計と同時に金属の性質や熱加工についても1から勉強しなければなりませんでした。
三建にはたくさんの「先生」がいた
そんなとき、周りの先輩たちの丁寧なサポートがとてもありがたかったです。年齢の近い方や自部署の方たちだけではなく、他部署や工場の方たちも、質問に行くとすごく丁寧に教えてくださって。特に、入社前は職人さんってちょっと怖いイメージがあり、内心おっかなびっくり質問に行ったんですが(笑)、皆さんが自分の仕事の手を止めてまでじっくりと説明してくださったのですごくほっとしました。 今も戸惑うことや焦ることはもちろんありますが、たくさんの先輩方の教えを受けて徐々に仕事に慣れることができています。
一番の達成感と喜びは、
設計した炉が動き始めた瞬間!
お客様ごとに求められる仕様が異なるので、毎回設計を変えて最適な炉を実現する必要があります。それがこの仕事の難しい部分であると同時に、面白く、やりがいを感じる部分でもあります。 また、そうして出来上がった図面が実際に製品化され、お客様の工場で稼働しているところを見ると、頑張ってきてよかったという大きな達成感と喜びを感じられます。この炉から自動車などの最終製品が生まれ、直接炉を納入するお客様だけでなく、その自動車を使う人たちをも喜ばせることができる。仕事を通じて、自分が社会に貢献できていることを実感する瞬間です。
ある1日の様子
8:30 出社。メールチェック。
8:45 ラジオ体操
8:55 熱処理炉の搬送装置の図面を確認、修正箇所などがあれば製図担当者と調整
12:00 昼食
13:00 部品メーカーと次の炉に使いたい部品の仕様、スケジュールなどを打合せる
14:00 図面の確認の続き
製造本部へ完成図面を送付
16:00 翌日分の図面について、製図担当者と打合せる
17:25 着替え・退社
学生の皆さんへのメッセージ
企業について知る前に、まず自分が就職において大切にするものは何かじっくり考えてみてください。そのうえで三建産業に魅力を感じてもらえたなら、ぜひ、専攻分野を気にせず積極的にチャレンジしてほしいと思います。僕のように工業炉についての知識がほとんどない状態で入ってくる社員がほとんどですが、若手社員向けの社内研修も充実していますし、困ったときには先輩社員のサポートもあるので大丈夫。決して楽ではありませんが、日々自分の成長を感じられるやりがいのある仕事です。みなさんと一緒に働ける日を楽しみにしています!