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アルミ溶解炉

急速溶解炉(サンケンメルタワー)

急速溶解炉

設備概要

世界で2000基以上の実績をもつアルミニウム溶解炉です。 時間当たりの溶解量100kgから7000kgまで実績がございます。インゴット・リターン材用溶解炉だけでなく、切粉溶解や高品質溶湯用などお客様の幅広いニーズにも対応いたします。

タワーでの材料予熱効果で、エネルギー効率約60%を達成しています。また、レキュペレータ、空気比制御、ブロワインバータ化などでさらなる省エネを図れます。

タワー型であるため、上部からの材料投入による強い衝撃を受けるため設備の消耗が激しい設備ですが、多くの実績から得られたノウハウを反映させ、省エネと耐久性を兼ね備えた最適な炉型と耐火材構成となるよう常に改善をおこなってきました。その結果30年以上お使い頂いている溶解炉も多数ございます。

主な用途

  • アルミ鋳造(ダイカスト、LP、重力鋳造など)用の集中溶解炉
  • アミルスラブ用補助溶解炉
  • ギガキャスト用機側溶解炉

ハイブリッド式急速溶解炉(ハイブリッドメルター)

ハイブリッド式急速溶解炉
モジュール単位で部品交換可能なため、メンテナンス期間を大幅に短縮可能

設備概要

バーナとヒータを併用する技術のハイブリッド(掛け合わせ)を特徴とするタワー型アルミ溶解保持炉です。溶解室には予熱タワーを設けて省エネ化を図り、保持室には高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)を採用して省スペース化と環境負荷の削減を実現しています。

保持室に高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)を採用することで、従来の燃焼炉と比べて設備全体で約25%のエネルギー消費量削減、約10%のCO2排出量削減、酸化物発生を抑制による溶湯品質の向上など様々な特徴があります。

主な用途

  • 中小型用アルミ鋳造機専用溶解保持炉

オール電化アルミ溶解炉(S-MIC)

オール電化アルミ溶解炉(S-MIC)
CO2ゼロと大幅な省エネを実現

設備概要

東京電力㈱様との共同研究で開発したオール電化アルミ溶解炉です。熱源に化石燃料を使用した燃焼機器ではなく、高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)を採用することで、CO2排出ゼロ・省スペース化を実現しています。

熱源がオリジナル高効率ヒータであるため、設備から発生するCO2をゼロにでき、また従来のタワー型燃焼炉と比べ、炉体放散熱量・排ガス損失が大きく減少するため30%以上の省エネも可能です。

主な用途

  • 中小型用アルミ鋳造機専用溶解保持炉
  • 中型集中アルミ溶解炉

サイドウェル式溶解炉・反射炉

サイドウェル式溶解炉
反射炉

設備概要

アルミインゴット、リターン材、スクラップ材など、材料の種類やサイズを選ばず溶解する汎用性の高い設備です。サイドウェル式溶解炉は昇温室の溶湯をサイドウェルに循環させ、材料の浸漬溶解を行う設備です。弊社では最大150t/chの設備納入実績がございます。
本設備は排熱回収を行えるリジェネレーティブバーナを採用しています。機械式循環ポンプまたは電磁式循環ポンプで溶湯を循環することによって、溶解効率の向上や溶湯の温度分布均一化を図ることができます。

溶湯の循環により溶湯温度が均一化
循環ポンプにより溶湯循環
高効率で幅広い資材の溶解に対応できます

主な用途

  • アルミスクラップ材の溶解
  • アルミチップ材の溶解