グリーンイノベーション基金事業への参画

グリーンイノベーション基金事業とは、2021年4月に経済産業省によって創設された、カーボンニュートラル実現に向けた研究開発・実証・社会実装を支援する事業です。経済産業省が2兆円の基金を造成し、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、10年間、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援します。
弊社は、グリーンイノベーション基金事業の20番目のプロジェクトである「製造分野における熱プロセスの脱炭素化」に実行機関である「脱炭素産業熱システム技術研究組合」の幹事メーカとして参画し、プロジェクトを牽引しています。
製造分野における熱プロセスの脱炭素化
実施期間 | 2023年度〜2031年度(予定) |
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予算 | 304.1億円(うち当社事業範囲88.9億円)(NEDO支援規模) |
実行機関 | 複数の大学や企業等により構成された「脱炭素産業熱システム技術研究組合」 |
研究テーマと当社の役割 | <テーマ1> カーボンニュートラル対応⼯業炉に関する共通基盤技術の開発 <当社の役割1> ともに先導研究に取り組んだ大学や他企業に協力する形で、開発に取り組んでいます。 <テーマ2> ⾦属製品を取り扱うアンモニア燃焼⼯業炉の技術確⽴ <当社の役割2> 低NOx燃焼技術や被加熱物・耐火物への影響を抑える技術等について研究し、アンモニアを燃料とする”鉄鋼鍛造炉”の開発を目指します。 <テーマ3> ⾦属製品を取り扱う⽔素燃焼⼯業炉の技術確⽴ <当社の役割3> 高温空気燃焼時や低酸化雰囲気内での燃焼特性解明等を行い、⽔素を燃料とする”溶解・熱処理炉 ”の開発を目指します。 <テーマ4> 電気炉の受電設備容量等の低減・⾼効率化に関する技術の確⽴ <当社の役割4> 高効率・高出力浸漬ヒータの開発や熱損失の最小化等に取り組み、”オール電化溶解炉”の開発を目指します。 |
