高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)
製品概要
高出力・高効率・コンパクト性のすべてにおいて従来製品を凌駕します。S-MICシリーズだけでなく、保持炉の熱源や溶解炉の溶湯保持、めっき炉の補助熱源など幅広い設備での利用が可能な製品です。
従来型ヒータと比べ、外形寸法では太さ約50%でありながら、W密度は27W/cm2で国内最高出力を発揮し、お客様の脱炭素化、設備の省スペース化、予備品の点数減によるコスト減を実現します。
アルミ溶解炉・保持炉、亜鉛めっき炉など幅広い設備に取り付けが可能です。電化による脱炭素化対応だけでなく、BCP対策の為の補助熱源や、夜間や週末など非稼働時の熱源など、フレキシブルに活用することができます。
主な用途
- S-MICやハイブリッドメルターの熱源
- 取鍋での溶湯保持用ヒータ
- BCP対応用の補助電源
- 非稼働時用浸漬ヒータ
脱ガス装置(アルビューティ)
製品概要
アルミ溶湯に含まれている水素ガスを、微細な気泡の不活性ガスで除去する溶湯処理装置です。弊社ではファインセラミックスローターを採用しており、優れた脱ガス性能と耐久性を得られます。他社製処理装置をお使いの場合でも、駆動装置はそのままにローターのみ交換してお使いいただくことも可能ですのでご相談ください。なお、ご利用の装置によっては駆動装置から交換が必要な場合もございます。
ファインセラミックスローターを採用しているため酸化減耗・摩耗が無く、従来のカーボン製ローターを採用している製品と比較して、耐久性が高いことが特徴です。写真のように、インペラ(羽根部)がほとんど摩耗せず、脱ガス効果が3年以上持続します。
主な用途
- バッチ式アルミ溶湯処理装置
- インライン式アルミ溶湯処理装置
ポンプ式溶湯出湯装置(かもがわ2.0)
製品概要
インペラを利用してアルミ溶解炉などから溶湯を安全に出湯する装置です。揚程は最大500mmです。
タップを使わず、ボタン操作で出湯をおこなえるため、作業者が安全に出湯作業をおこなうことができます。
また、一般的なタップ出湯装置と比べると、タップコーンの費用が不要となります。また、他の電磁ポンプや真空吸引装置などの出湯装置と比べると消耗品や交換時の工事費用が少なく、ランニングコストを大きく削減できます。
主な用途
- 集中アルミ溶解炉の出湯装置
- 溶解炉から前炉への移湯装置
台車式溶湯配湯システム
製品概要
アルミ溶解炉などから真空吸引したアルミ溶湯を自動運転の台車を使って運び、鋳造機などの保持炉へ加圧配湯する配湯システムです。
溶解炉のアルミ溶湯を装置内のポットに真空吸引し、保持室へ加圧出湯する仕組みのため、タップ出湯作業やフォークリフトによる配湯作業が不要になり、出湯・配湯作業の安全性が大幅に向上します。
また、保持炉からの要求信号により自動配湯が可能であり、省人化にも寄与します。
主な用途
- アルミ鋳造ラインの省人化、自動化
樋式溶湯配湯システム(アルマップ)
製品概要
弊社オリジナルのポンプ式溶湯出湯装置”かもがわ2.0″と樋式溶湯配湯システム”アルマップ”の組み合わせにより、溶解炉などからの出湯~鋳造機への配湯までの一連の動作を自動化するシステムです。
出湯~配湯までを自動化できます。これにより、作業者の負担が軽減するのはもちろん、配湯待ち時間がなくなり連続操業が可能になります。また、保持炉内の溶湯レベルが一定になり、常に同一条件で鋳造できるといったメリットがございます。
主な用途
- アルミ鋳造ラインの省人化、自動化
振動式メタル回収装置(ドロスバック)
設備概要
バケットに受けたドロスに振動を加えることで、ドロスに含まれているメタルを簡単に分離・回収する装置です。バケットに受けたドロスに振動を加えることで、ドロスから30%~40%のメタルを分離・回収することができます。
ドロス受けバッカンの代わりにドロスバックを設置するだけで導入でき、作業工程に大きな変化はありません。導入時の作業者の負担が少なく、また駆動源が高圧エアのみであるため、従来の羽撹拌式と比べて導入いただきやすい設備です。
主な用途
- 集中アルミ溶解炉付属ドロス用バッカン
自動ドロス掻き装置(ドロスバスター)
製品概要
アルミ溶解炉からのドロス掻き出し作業の自動化により、作業者の暑熱作業を大幅に軽減する装置です。
アルミ溶解炉において、脱酸、脱ガス後の溶湯表面に浮遊の酸化物、側壁に付着した酸化物、週末の残湯を湯抜き後の炉床に残っている酸化物などの排出(ドロス掻き)を自動化し、作業者の暑熱作業を大幅に軽減します。導入後、人がおこなう作業は手前部に残っている酸化物の掻き出しと、機械作業後の扉を閉める作業のみとなり、人の作業時間を従来の半分に削減できます(約20分/1炉→約10分/1炉)。
主な用途
- 大型アルミ溶解炉のフラックス及び炉内清掃用