台車式加熱炉

設備概要
製品を載せた台車を炉内に装入して加熱する、スタンダードな炉形式の設備です。650トンの鋼塊を加熱する世界最大級の加熱炉を始め、小型から超大型まで多数の実績がございます。台車を利用することで加熱スペースと積み下ろしスペースを分けられ、天井クレーンや搬送用車両の通路など、工場のレイアウトをシンプルに設計できます。
主な用途
- 発電用タービンロータの熱間鍛造前加熱
- 圧延用ローラの熱間鍛造前加熱
- クランクシャフトの熱間鍛造前加熱
固定炉床式加熱炉

設備概要
フォークチャージャーや専用マニプレータなどの装入抽出装置で処理材を一つの間口から出し入れする少ロッド多品種対応の生産に最適な設備です。幅広い業界への納入実績があり、使用温度は1350℃まで実績がございます。
主な用途
- 粗鋼生産に使用する分塊用加熱炉
- 型鍛造及びハンマー用加熱炉
- 圧延ロール製造用加熱炉
- 航空機部品の生産に使用する中小型鍛造及びリングミル用加熱炉
- 大型鍛造用加熱炉
省エネ技術
ルーフリジェネバーナ、マルチポートリジェネバーナ、スリットリジェネバーナなどの省エネ対応バーナの採用、冷却水を使用しない無水式構造、開口部を密封するメカニカルシール機構といった熱損失を最小化するための仕組みの導入、バーナごとに空気比を最適化してエネルギーロスを少なくする独自の個別流量制御システムなどにより省エネルギーを実現しています。


