ロータリー式熱処理炉

設備概要
アルミ製品のT5,T6,T7などの熱処理を連続的におこなう大量生産向け設備です。製品を、多段の処理スペース(棚)にロボットで自動装入・抽出し、処理スペースを回転させて搬送、加熱、均熱いたします。各段と各ポジションの温度や風速を適正化するために流体解析をおこない、構造の最適化を図っています。
開口部を最小限にすること、治具レスなどで省エネを図っています。

省エネをはかっています
主な用途
- アルミホイールの熱処理
- シリンダーブロックの熱処理
ローラーハース式熱処理炉

設備概要
T2~T7まで幅広い処理をおこなえる連続式熱処理炉です。トレ-やバスケットなどに積載された製品をローラーハースによる電動駆動方式で全自動搬送するため、多種多様な製品を処理することが可能です。
製品形状、トレー及びバスケットの重量、形状、積載状況を考慮して最適な熱風循環ファンの選定と炉内構造の設計で、製品への伝熱効率の向上と高精度な温度分布を確保いたします。
主な用途
- バッテリーケースの熱処理
- シリンダーブロックの熱処理
ウォーキングビーム式熱処理炉


設備概要
ウォーキングビーム搬送方式を用いた連続熱処理炉です。T2~T7まで幅広い処理が可能です。バスケットやトレーを用いず製品を搬送するバスケットレス方式のため、省エネルギーかつ製品ごとの温度ムラが発生しにくく、品質が安定いたします。
サイズが異なる製品(径が異なるアルミホイールなど)であっても自動的に最小ピッチで搬送できるインテリジェントウォーキングビーム方式(特許取得)を開発し、空間を無駄にしない効率的な搬送が可能です。さらに、独自の熱風循環方式と組み合わせて炉体のコンパクト化を図ることで、大きな省エネ効果が期待できます(炉表面積:約25%削減(弊社比)、電力:30%削減(弊社比))。
主な用途
- バッテリーケースの熱処理
- シリンダーブロックの熱処理
レボルバー式加熱炉


設備概要
丸型ビレット製品の連続加熱をおこなう設備です。炉内搬送にレボルバー構造を採用しています。レボルバーにセットされた製品は、回転動作のみで炉内を移動するため、炉内での安定性が非常に優れています。
主な特徴として、製品の装入・抽出口は、丸型ビレットの直径+αで設計されているため、開口部を最小限に抑えることができ、開口部損失を大幅に削減しています。また、搬送装置はOリングやブッシュを使用しない構造で、消耗部分の削減を図っています。また、気密性の高いシャフトシール構造を採用し、炉体シール部からの熱漏れによる装置の焼損リスクを削減しています。
主な用途
- アルミビレットの熱間鍛造前処理
トレー式熱処理炉

設備概要
専用マニプレータなどで製品の装入抽出をおこなう設備です。複数の炉と共通のマニプレータを備えた設備構成にすることで、少ロッド多品種な製品を自動で処理することも可能です。
主な用途
- ロケットタンクドーム用熱処理炉
- アルミ製品の熱処理炉