特徴
省エネ
保持室に高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)を採用したことで、炉体がコンパクトになり炉体放散熱を削減できます。さらに排ガス損失も大幅に削減でき、従来の燃焼炉と比べて設備全体で約25%のエネルギー消費量削減、約10%のCO2排出量削減が可能です。

高品質な溶湯
01 直接伝導加熱により酸化物発生を防止
オール燃焼炉では、保持室の炉内雰囲気温度が酸化物の発生しやすい 850 ~ 950℃まで上昇してしまいます。しかし、本設備はヒータで溶湯を直接伝熱加熱することで、保持室での雰囲気温度上昇と酸化物発生を防止いたします。

02 酸化物の混入を防ぐ構造
溶解室で発生する酸化物を保持室へ持ち込ませないため、炉体構造を工夫しています。
また、ヒータへの酸化物付着もなく、定期清掃は不要です。



03 高い制御性
設定温度±3℃の制御が可能です。

04 酸化物の付着が少なく、除去が簡単な耐火材AL-Ⅱを採用
下の画像を見ると、除去前は内壁全体に付着している黒い酸化物が、除去後は綺麗になくなっています。


メンテナンス期間短縮
モジュール単位で部品交換できる構造としているため、他炉と比べ短期間でメンテナンス工事が実施可能です。それにより、従来はGWや年末年始などの長期連休のタイミングでしか実施できなかったメンテナンス工事を週末など短期間で実施可能です(※)。
(※)レイアウトや交換部位により工期は異なりますので詳細は弊社担当にお問い合わせください。

バリエーション
溶解能力や有効出湯量などのお客様からいただく要求スペックにお応えできるよう、様々なバリエーションをラインナップしています。
型式 | HBM- 100 | HBM- 150 | HBM- 200 | HBM- 250 | HBM- 300 | HBM- 350 | HBM- 400 | HBM- 500 | HBM- 600 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
溶解能力(kg/h) | 100 | 150 | 200 | 250 | 300 | 350 | 400 | 500 | 600 |
有効出湯量(kg) | 80 | 80 | 150 | 150 | 210 | 210 | 260 | 260 | 260 |
溶解バーナ (kW) | 116 | 116 | 174 | 174 | 233 | 233 | 290 | 350 | 350 |
保持ヒータ(kW) | 26 | 26 | 39 | 39 | 60 | 60 | 60 | 60 | 80 |
ヒータ本数(本) | 2 | 2 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 3 | 4 |
※ ヒータ本数は必要最低本数であり、バックアップは含んでいません。