ロータリーハース式熱処理炉
設備概要
炉床を回転させて製品を連続的に搬送・熱処理する設備です。連続型の中では製品の形状・寸法に対する制約が最も少なく、汎用性の高い設備です。
それ以外の特徴としては、炉床上に製品を直接乗せて搬送させる為、製品に傷が付くことなく安定して搬送可能です。回転炉床は、ウォーターシールまたはラビリンス(無水)シール機構を採用し、外気との高いシール性を確保することで、炭素鋼や合金鋼の無酸化熱処理などに使われています。
自動車や建機部品の熱処理だけでなく、ステンレス線材の熱処理炉や無酸化熱処理炉など幅広い実績がございます。
ローラーハース式熱処理炉
設備概要
処理物を駆動ローラに乗せて搬送する連続炉で、製品進行方向を加熱・均熱・冷却・徐冷のゾーンに分けてきめ細かい温度制御をおこなうことで再現性のある高い熱処理品質を得られます。
また、無水ローラやローラからの放散熱の削減策、排熱回収バーナの採用などで徹底した省エネを図ります。さらには、鋼管用連続熱処理炉では、搬送時のキズをなくすため、独自のガイドローラを採用するなど、新しいアイディアでお客様のニーズにお応えいたします。
自動車部品焼入焼戻炉など様々な用途にご利用いただけます。