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三建産業の強み
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研究・開発

研究・開発

主に2つのコンセプトのもと、研究・開発に取り組んでいます。

1. CO2発生ゼロへの「基礎研究」

幅広い産業における熱プロセスを担う工業炉メーカとして、エネルギー効率向上や次世代燃料利用による脱炭素化に積極的に取り組んでいます。具体的には、燃焼の際にCO2が発生しないカーボンフリー燃料(水素やアンモニアなど)の利用に向けた基礎研究や、グリーン電力の利用拡大を念頭においた電気ヒータの高出力化をおこなっています。

水素燃焼

産学機関と連携し、共同実証実験に取り組んでいます。
自社工場でも、水素燃焼の特性、弊社が開発した省エネ燃焼制御技術の水素燃焼への応用、熱処理時の金属製品への水素脆性の影響などのテーマで研究をおこなっています。

アンモニア燃焼

産学機関と連携し、アンモニア混焼時の有害ガス発生抑制方法や、アンモニア燃焼ガスが被加熱物に与える影響などに関する基礎研究をおこなっています。

高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)

浸漬ヒータの高出力化

アルミの溶解および溶湯保持に利用する高出力浸漬ヒータ(SAヒータ)の改良をおこなっています。
他社製品と比較して出力が高いことを特徴としていますが(最大出力27kW)、さらなる高出力化と耐久性向上を目指しています。

2. お客様のニーズに合致した設備の「開発」

お客様からご提示いただいた仕様に沿うだけでなく、実験炉で実証を重ね、お客様の手掛ける製品に最適な加熱・冷却プロセスを追求いたします。

製品の熱処理テスト

アルミ製品のT5/T6/T7熱処理やチタン合金の熱処理を実施できる実験炉を所有しており、これを利用して製品硬度、残留応力等の検証をおこないます。

CFRPリサイクル設備の開発

弊社ではCFRP(炭素繊維強化プラスチック)燃焼の実績がありませんでしたが、CFRPのリサイクル(熱分解)を行いたいというお客様のニーズに応えるため、実験炉を自社工場内に設置して最適な処理条件を調査し、その結果をもとにCFRPリサイクル設備を開発・納入いたしました。